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腰痛には「腹筋を鍛えろ」と言いますが、
実はシックスパックを作る腹直筋ではなく、体幹のコルセットといわれる腹横筋(ふくおうきん)が重要です。
さぼりやすく、凝りやすい腹横筋を鍛えて、同時にほぐしましょう!
①腹横筋は息を吐くときにお腹を引っ込めて腹圧を高め、咳・くしゃみ、排尿・排便・分娩を補助する働きもあります。
②膝を立てて仰向けに寝たら、鼻からゆっくり息を吸ってお腹を膨らませていきます。
③②の状態で、肋骨の一番下の部分に手を当て、指を引っかけるようにして、軽く上方向(頭の方向)に押さえます。
④肋骨を押さえたまま、お腹を凹ませながら(おへその下を意識する)、5秒かけて口から息を吐き切ります。
ポイントは2つです。
①鼻から息を吸ってお腹を膨らませる
②肋骨が下がるのを手で止め、5秒かけてお腹を凹ませながら口から息を吐く。
このセルフケアは、腹式呼吸をしながらお腹を凹ませたり膨らませたりするドローイン(体幹トレーニング)と筋膜リリース(ほぐし)を組み合わせたものです。
人体の運動は、体幹を安定させてから四肢が動くという法則があります。
腹横筋(ふくおうきん)は腹筋の最も深層にあり、その働きは腹圧を高めて内臓を保護しながら背骨を安定させることです。
ぽっこりお腹の人は腹横筋がサボっている証拠です。
「丹田に力を入れる」という表現がありますが、これは腹横筋を働かせて体幹を安定させているのです。
参考にしていただけると嬉しいです。
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